甘の弱な君が好き【完】


「前、私のせいで北浜さんの顔に傷をつけちゃって。それで罰として?パシリだ!…みたいな。こき使われる毎日で…」


あの時私が芸能コースに迷い込んで、北浜さんに怪我をさせてなければ、今ここにはいないんだな…


北浜さんを好きになることもなかったのか。



「そうなんだ。……よかった。」


そう胸を撫で下ろす真白ちゃんは儚い表情をしていた。



「私ね、橙真くんことが物心ついた頃から好きなんだ。橙真くんも私のこと大切にしてくれてると思うの」



「……」



ああ、やっぱり真白ちゃんは北浜さんことが好きなんだ。


なんだ、私こんな子にかないっこないじゃん。


確かに北浜さんだっていつもより優しい表情してたし。



北浜さんも真白ちゃんのことが好きなのかも。



「だから橙真くんのこと取らないでね?」


そう笑顔で牽制をされ、私も微笑むしかなかった。


っていうか、言えるわけないよね。



今日、楽しみにしてたのにな。



なんだか、気持ちが落ち込んじゃうかも。


BBQはみんなでいろんな話をして和気藹々と無事終了