「っ、はぁ?」
まるで俺が痴漢でもしたみたいじゃねえか。
まあ幸いにも周りに人はちらちらと数人いる程度。一応変装だってしてるし、大丈夫だと思うけど。
「今日、待ち合わせの時間に来た時、パパラッチの人がいたんです…!例えそういう関係じゃなくても、あなたには悲しむ人がいます」
え、週刊誌が?途端に心臓が重たくなる。
それが原因で?
俺はこいつの優しさに気づかずにずっと待ってたのか。
勝手にすっぽかされたと思いこんで、事故に遭ったんじゃないかって縁起でもない妄想して。
「とりあえず!私、樟葉さんに連絡するので、樟葉さん経由でマネージャーさんに携帯取ってもらいましょう!」
いつも通りエクボを作って笑う。
「…わりぃな」
藍はすぐさま緑に電話をしてくれて、緑がマネージャーにそれを伝えてくれて、このあと家に携帯を届けてくれる運びになった。
これでまあ、一安心



