甘の弱な君が好き【完】


「いや、流石に今回は俺のせいだろ。ごめん。」


そもそも携帯を忘れさえしなければ、こんな災難起こらなかったわけだし。


何事もないならよかったとさえ思える。



「でも何かあったのかと思ったから、無事で良かった。」



その安心からうっかり、藍に手を伸ばして頬へ添えてしまう。


触れた感触、存在を確かめた。



ああ、本当によかった。



すっぽかされた怒りも少しあったけど、それより心配の方が何倍も勝ってもうどしようかと思った。



「ちょっ、」



もう眠たくて正常に回っていない意識


茹蛸かと思うくらい真っ赤な顔をにている藍を見て、ハッとした。


「はっ、離れてください!!」


突然バカみたいにでかい声を発して、凄い勢いで離れていく藍


手のひらをこちらに向けてストップとポーズしてる