甘の弱な君が好き【完】


道で偶然あったのが夕方の5時過ぎ、気がつけば時間は21時前になっていた。



「じゃあ、ありがとうございました!」



駅の改札前、手を振る青くん



「ううん、こちらこそ」


告白してくれたのは驚いたけど、それを意識させないようにいつも通りしてくれたんだろうなぁ



「気をつけて帰ってください。家まで送れたら良かったんすけど、今からレッスンなんで!」



「大丈夫だよ。じゃあね!」



そう言って青くんとは別れた。



こんな時間からレッスンなんて、大変すぎるよ。確か夜練って言ってたかな。


事務所が用意してくれたレッスンじゃなくて、自分でお金を払って講師をつけてやってもらっているレッスンらしい。



凄いなぁ。夢がある人ってあんなにも眩しいんだ。




「…そういえば」



1人で歩く夜道



そういえばずっと気になっていることがある。



それは、北浜さんへ送ったメッセージへの既読が一向につかないということ。