甘の弱な君が好き【完】


「俺と付き合ってください。」



目を見てストレートに伝わってくる言葉


こんなこと言われたの初めてかもしれない。


グラスの氷が溶けてからん、と涼しげな音を立てる


「……ごめんなさい」



やっと出て来た言葉、小さくお辞儀をして青くんに向けた


まさか青くんが私のこと好きだなんて思っても見なかった。


気持ちはすごく嬉しい。


でも、青くんの気持ちには応えられない。



「藍先輩は橙真さんのことが好きですか?」



「え、なんでそれ」



全てを見透かしたような目



「俺意外と鋭いんですよ」



青くんらしくない。弱く笑うから



「ご、ごめんね」



どうしようもなく胸が痛んで、無性に泣きそうになってしまう。


北浜さんのことを好きかもしれない、って気づいてるのにこうしてちゃんと告白してくれる青くんはやっぱり凄いや。



「謝らないでくださいよ!でも俺本気なんで、諦めませんよ?」



「っ、」


落ち込んでいるのか思えば、甘く余裕たっぷりに微笑んで私の頭をぽんぽんと撫でた。


…年下なのに、この余裕、一体どこから


それから青くんはいつも通りテンション高く笑っていた。