──翌日



俺は学校に行くのがいつもより楽しみになった。
久野に会いたいと思った。


でも、女嫌いの俺が…不思議だな。



昨日の久野の笑顔が離れない。


「小学生かよ…」



俺が独り言を行っていると

「おはよー岬!」

「おはよう、岬くん!」


振り向くと、ヒロと園見がいた。

「おっす」


「おい、岬〜なに朝からニヤニヤしてんだよ。
なんか良いことあったのか?」

「っ!?…俺ニヤニヤしてたか?」


「なんかあったんだな〜」

「なになに?岬くん」

「ん……あっ」



「どうした?岬?」

「?」



俺の視線の先には久野がいた。