「…朱美っ!」 やっとの事で朱美に追い付くと、ハァハァと息を切らせ、あたしは朱美の名前を呼んだ。 「…麻里華?!何でここに?どうしたのっ?」 朱美は、あたしが朱美の家の方向の所まで来た事にかなり驚いていた。 「…ハァ、ハァ、ハァ―。。」 でも、まだ息をつくのが苦しくて、あたしは何も言う事が出来ない。 「ちょっと麻里華、大丈夫?走って来たの??」 朱美は、あたしを心配してそう聞いてきた。 .