…あたしは、ちゃんと全部朱美に伝えたはずなのに―。。 どうしてだろう、まだ何か忘れている気がする。 最初は、その「何か」が分からなかった。 だから、あたしは何か引っ掛かりながらも、そのまま足は家へと進んでいて_ もうすぐ、家に着くという所で… やっと―その「何か」に気付いた。 あたしは_ まだ、大事な事を言ってない。 そう思って、元来た道を引き返した。 .