トワイライトがお店に来るようになってから一ヶ月。
メンバーの人たちはもうすっかり私に警戒心を持っていなくて、今も、ニコニコと微笑みながら、私を輪の中に入れてちょっとした話をしていた。
「……あの、どうして私、ここにいるんですか?」
話し始めてから約三十分。
もう遅いとはわかっているけど、なんとなくそう聞いてみる。
「嫌だった……?」
悲しそうにそう言うリオンに、はい嫌です。なんて言えなくて、苦笑いで濁してそれっぽい理由を作って席を立とうとする。
「テスト期間が近いので、勉強しなくちゃいけないんです……だから……」
「それなら俺たちが教えるよ!ね?みんな」
俺もテスト期間だから一石二鳥!と言いながら、リオンはメンバーに同意を求める。
私の作戦が逆手に取られてしまったのを悔しく思いながらも、流石にいいとは言わないでしょ……。なんて呑気なことを考えていると、予想外の言葉が飛び交った。
「まあ、いいんじゃない?」
宗さん?
「僕はいいよ」
マシオさんっ?
「俺、頭悪いけど、それでもいいならいいぞ」
優吾さん……。
反対してくれると思っていたリーダーの宗さんでさえ、良い考えだ、とでも言いそうな表情でそう言ってしまって、私はトワイライトの輪から抜け出すことができないままメンバーとテスト勉強をすることになってしまった。
+ + +
「すごい……」
数時間後、私は大の苦手の数学のワーク見つめて、そう言葉をこぼす。
今まで理解できなかった問題がこんなにすらすら解けるなんて……!
「宗さんって、意外と頭いいんですか?」
数学を教えてくれた宗さんにそう言うと、複雑そうな表情をした宗さんに変わって、自分で頭が悪いと言っていた優吾さんがサラッととんでもない発言をする。
「意外とって……」
「こいつ、現役東大生だから」
メンバーの人たちはもうすっかり私に警戒心を持っていなくて、今も、ニコニコと微笑みながら、私を輪の中に入れてちょっとした話をしていた。
「……あの、どうして私、ここにいるんですか?」
話し始めてから約三十分。
もう遅いとはわかっているけど、なんとなくそう聞いてみる。
「嫌だった……?」
悲しそうにそう言うリオンに、はい嫌です。なんて言えなくて、苦笑いで濁してそれっぽい理由を作って席を立とうとする。
「テスト期間が近いので、勉強しなくちゃいけないんです……だから……」
「それなら俺たちが教えるよ!ね?みんな」
俺もテスト期間だから一石二鳥!と言いながら、リオンはメンバーに同意を求める。
私の作戦が逆手に取られてしまったのを悔しく思いながらも、流石にいいとは言わないでしょ……。なんて呑気なことを考えていると、予想外の言葉が飛び交った。
「まあ、いいんじゃない?」
宗さん?
「僕はいいよ」
マシオさんっ?
「俺、頭悪いけど、それでもいいならいいぞ」
優吾さん……。
反対してくれると思っていたリーダーの宗さんでさえ、良い考えだ、とでも言いそうな表情でそう言ってしまって、私はトワイライトの輪から抜け出すことができないままメンバーとテスト勉強をすることになってしまった。
+ + +
「すごい……」
数時間後、私は大の苦手の数学のワーク見つめて、そう言葉をこぼす。
今まで理解できなかった問題がこんなにすらすら解けるなんて……!
「宗さんって、意外と頭いいんですか?」
数学を教えてくれた宗さんにそう言うと、複雑そうな表情をした宗さんに変わって、自分で頭が悪いと言っていた優吾さんがサラッととんでもない発言をする。
「意外とって……」
「こいつ、現役東大生だから」



