芸能人の行きつけの喫茶店 ~アイドルの話~

「はぁ……」

「どうしたの、澪。何か悩みでもあるの?」

放課後、いつものように急いで家に帰り、お店の手伝いをしていると、ついため息をついてしまってお母さんに心配される。

「別に、そういう訳じゃないけど……」

「そう?あ、そうそう!昨日の、あのぉ……トワイライトの人たち!」

「えっ⁉︎」

のんちゃんに続き、お母さんまでトワイライトの名前を出してきて、持っていた台拭きを落としそうになる。

「これからもここに通っていいですか?って言ってくださったのよ!嬉しいわぁ〜」

つ、つまり、常連さんになるってこと……⁉︎

カランカラン

「ごめんくださ〜い。トワイライトです」

言ってるそばから!

目の前の扉が開いて、トワイライトのメンバーたちが現れる。

「あ、澪ちゃん」

「あぁ、あの時の」

「よっ」

「澪!昨日ぶりっ!」

な、馴れ馴れしいっ……。

リオンに関しては今にも抱きついてきそうな勢い。

あの後、リオンはなぜか私を名前で呼び始め、タメ口にもなって……れ、連絡先も交換させられた……。

だから、私もリオンって呼び捨てしはじめた。

「こ、こんにちは……」

ていうか、二日連続でここにくるとか、暇なの⁉︎

暇じゃないよね⁉︎

売れっ子なんだからっ!

「どうしたの澪、百面相なんかしちゃって。あ、もしかして俺たちのイケメンっぷりに……」

「違います」