玄関は……一応開けてあるし、そうさんがきても大丈夫だけど……。

そんなことを考えながらリオンにもう一度目を向けると、首筋に

ひんやりしたものが触れたのに気がつく。

「……っ、おつかれさま、リオン……」

私はそれを見ないようにして、宗さんが来るまでリオンの頭を撫で続けた。