不器用な神野くんの一途な溺愛


「お前なぁ、マジでやめろ。そういう可愛いこと言うの」

「か、可愛く、なんて……っ!」



大体、どこで覚えたんだよ。そんな男が悶絶しそうな言葉……。

すると返ってきた答えは、意外なものだった。



「どこでって……神野くんから、教えてもらったんだよ」

「は?俺?いつ教えたよ」

「思ってる事は、口に出せって……神野くんが、言ったんだもん」



ぷぅと頬を膨らませて不機嫌になった小野宮。

俺はと言えば……そんな事を言ったかどうか、既に忘れていた。


そんな俺を察したのか、小野宮が「特訓が始まって最初の頃」とヒントを出す。