不器用な神野くんの一途な溺愛

「で、俺は月曜からクラスに戻るわけだけど……教室で彼氏として、小野宮に接していいんだよな?」



頭を撫でながら聞かれる。そうだ、飛び級制度が終わって、神野くんは戻ってこれるんだ!嬉しい、また神野くんと授業が受けられる。また神野くんがいる教室で過ごすことが出来る。嬉しい、嬉しい……っ!

なかなか答えない私に、神野くんが「皆には言わないでおくか?」と提案する。



「お前が恥ずかしいってんなら、別に無理にとは、」

「じゃ、じゃあ……」

「あ?」



言うんだ。

どんな時だって、言葉にしないと伝わらない。

それを目の前にいる大切な人から、何度も教えてもらった。

だから、勇気を出して、私。

今ここが、頑張る時だよ――



「じゃあ、私は彼女として……神野くんに、話しかけて……いいの?」

「……っ、お前なぁ」