神野くんの顔をこんなに近くでじっくりと見たことがなくて、思わず凝視してしまう。神野くんの顔を改めてみると……かっこよすぎて、言葉が出ない。
そう、本当に、言葉が出なくなってしまった。
あれだけ意気込んで神野くんのそばに寄ったのに、いざ前にすると何も言葉が出てこない。これじゃあ、誤解は解けないまま……
「何やってんだよ」
「っ!」
ついに神野くんにまで呆れられて、恥ずかしさで消えてしまいたくなる。
「~っ!」
もう、こうなったら……なるようになれ!!
ちゅっ
私は目をつむって顔を近づけ、神野くんの口にキスをする。
言葉で伝えられないのなら、行動で示そう。それがキスだなんて、極端な話だけど……でも、これで私の想いが伝わればいいな……っ。



