不器用な神野くんの一途な溺愛

「あの、実は……」



その時だった。


ピンポーン



「あら、来られたわ!莉子、ちょっと出てちょうだい」

「え、うん……」



なんだろ?荷物の配達?


慌ててキッチンから廊下に出ると、おばあちゃんが立っていた。そして「これを羽織れ」とエプロンを渡してくる。



「エプロン……?」

「そんな部屋着のまま出ると、いくら何でも恥ずかしいだろい」

「あ、なるほど……」



確かに、思い切り部屋着っていうのもね。いくら荷物を受け取るだけとは言っても、一応、女子高生だし……。

でも――