不器用な神野くんの一途な溺愛

「い、行くいく……行きたい!」

「あはは!OKーどうせだから他の皆も誘っちゃおうね!また招集かけるからSNS見てね~」

「う、うん!」

「じゃあ私こっちだから、またね~」

「うん、ま、またっ」



手を振って、颯爽と帰っていくみゆきちゃん。

す、すごくスマートだったな……一瞬、何を言われてるのか分からなかったよ……。



「家に誘うときって、ああやって誘えば、いいんだ……」



はぁ、とため息が出る。もちろん、みゆきちゃんたちと遊ぶのが嫌でってわけでは絶対ない。

問題は、私にあって……。



「あ~結局、神野くん、誘えなかったよ……」



道の端で項垂れる。

明日は土曜日……お母さんから指定された日も、同じく土曜日だった。