不器用な神野くんの一途な溺愛

そして帰り際――



「じゃあお疲れ様~また明日……は、土曜だから、また月曜だね」

「うん。じゃあまた月曜ね~」



散り散りになって、みんな校門から出ていく。

私の家の方向と一人だけ同じ子がいて、名前をみゆきちゃんという。みゆきちゃんは、私に絆創膏をくれた子だ。



「あー楽しかったねぇ」

「うん、本当に、楽しかったっ」



そう答えると、みゆきちゃんは私の顔を見て「ふふ」と笑った。「何かついてる?」と思って顔をペタペタさせると、みゆきちゃんは「んーん」と頭を振った。



「莉子ちゃんが本当に楽しそうにしてるなーって思って、嬉しくなっただけ」

「そ、そんなに顔に、出てる……?」

「出てる出てる~」