不器用な神野くんの一途な溺愛

「小野宮さんがあまりにも純粋で可愛くて……なんか、気が抜けちゃった」

「き、気が……?」



気が抜けるって、なんだろう……?

すると周りの子も「わかる~」とウンウンと頷き始めた。



「正直、やっぱ最初はさ、王子に告白された小野宮さんに思うところがあったかなぁ。それまで皆の王子だったから――その王子が誰か一人の女の子を好きになるって考えてなかったし、私たちも衝撃でさ」

「(や、やっぱそうだよね……)」



私でさえビックリしたんだから、皆が困惑するのも当たり前だと思う……。