「(まさか……)」
まさか、小野宮が兄貴に告白でもしたか?
それで目の前のバカ兄貴は浮かれている?
嫌な予感がグルグル回る。
いや、でも俺にヤキモチを焼いた小野宮だぞ?
過度に自惚れたくねーけど、あれは絶対俺のことを好きな顔だろ。
なのに今更、兄貴の方を選ぶのか?
「(それとも……)」
やっぱりまだ兄貴の事が好きで、俺の事は何とも思ってなかった……とか?
あの鈍感女のすることだから、俺が何かをはき違えて解釈してたって事も十分ありえそーだもんな。
「……」
「じゃ、先にお風呂はいるねー」
俺は廊下に立ちすくむ。
だから当然、後ろで兄貴が「ベー」と、俺に舌を出していたこともしらねぇ。
小野宮に振られた兄貴が、俺へのちょっとした意地悪であんな事を言ったなんて微塵も思わなかった。
いつもならすぐに見抜ける兄貴のウソを見逃す――それが更に兄貴の気分を良くしていたなんて、完璧に俺の失態だった。
「はぁ」
俺はため息一つついた後、両手で顔を覆う。
まさか、小野宮が兄貴に告白でもしたか?
それで目の前のバカ兄貴は浮かれている?
嫌な予感がグルグル回る。
いや、でも俺にヤキモチを焼いた小野宮だぞ?
過度に自惚れたくねーけど、あれは絶対俺のことを好きな顔だろ。
なのに今更、兄貴の方を選ぶのか?
「(それとも……)」
やっぱりまだ兄貴の事が好きで、俺の事は何とも思ってなかった……とか?
あの鈍感女のすることだから、俺が何かをはき違えて解釈してたって事も十分ありえそーだもんな。
「……」
「じゃ、先にお風呂はいるねー」
俺は廊下に立ちすくむ。
だから当然、後ろで兄貴が「ベー」と、俺に舌を出していたこともしらねぇ。
小野宮に振られた兄貴が、俺へのちょっとした意地悪であんな事を言ったなんて微塵も思わなかった。
いつもならすぐに見抜ける兄貴のウソを見逃す――それが更に兄貴の気分を良くしていたなんて、完璧に俺の失態だった。
「はぁ」
俺はため息一つついた後、両手で顔を覆う。



