「莉子ちゃん?大丈夫?」
「あ、あの……私のことを、斗真くんは、いつ、主席だと知って……」
「初めは先生も、莉子ちゃんが挨拶をする予定だったとは斗真に黙ってたみたいなんだけどね。
でも、入学式の日に莉子ちゃん休んだでしょ?
保護者の方が学校に連絡した時に、ちょうど斗真が職員室にいたらしいよ。莉子ちゃんが主席で入学したってことを先生が喋っちゃったらしくて、その時に知ったみたい」
「う……そ……っ」
頭の中が、真っ白になった。
真っ白な頭の中に蘇る、断片的な記憶。
書き上げた分厚い原稿。
高い橋の上。
冬の冷たい水。
そして――止まらない涙。
「あ、あの……私のことを、斗真くんは、いつ、主席だと知って……」
「初めは先生も、莉子ちゃんが挨拶をする予定だったとは斗真に黙ってたみたいなんだけどね。
でも、入学式の日に莉子ちゃん休んだでしょ?
保護者の方が学校に連絡した時に、ちょうど斗真が職員室にいたらしいよ。莉子ちゃんが主席で入学したってことを先生が喋っちゃったらしくて、その時に知ったみたい」
「う……そ……っ」
頭の中が、真っ白になった。
真っ白な頭の中に蘇る、断片的な記憶。
書き上げた分厚い原稿。
高い橋の上。
冬の冷たい水。
そして――止まらない涙。



