不器用な神野くんの一途な溺愛

「首席で入学したくせに〜」



その言葉を聞いて、私は固まる。



「え……?」



すると希春先輩は「ん?」と言って、自分の言った事に間違いはないと、確信している表情だった。

もちろん、疑問に思う。

私が主席で入学したことは、先生しか知らないはず――



「あの、なんで……知って……?」

「え?なんでって、斗真が言ってたよ」

「神野くん……?」



ますます分からない。

え、なに……?

なんで神野くんが、私が主席で入ったこと知ってるの?


すると、私の反応を見た希春先輩が何かを察したようで「もしかして知らない?」と私の顔を覗き込む。