不器用な神野くんの一途な溺愛

ガラッ


「あー!委員長やっと来た! 遅い! 何分遅刻したと思ってるの!?」

「あははー、ごめんごめん」

「……へ?」


い、委員長?

会議室に入った瞬間。中にいた女の人が、開口一番「委員長!」と言った。

希春先輩に向かって……。


「 (ということは……まさか、希春先輩って!) 」


驚いて希春先輩を見る。すると、先輩は女の人に「ごめんて〜」と謝りながらも、目だけを私の方に向けて、


「(シーッ)」


長い人差し指を、自身の薄い唇に持っていった。

「っ!」


その姿にドキッとするものの……。一体、何が「シー」なのかな?

その疑問は、希春先輩と女の人の会話を聞くことで解消される。


「どうせまた遊んでたんでしょ!?」

「ちがうって〜。ちゃんと委員長らしいことしてたんだよ」