不器用な神野くんの一途な溺愛

「ふっ」

「あ! また笑った!」

「ふふっ」


ほら。私、こんなに自然に笑えてる。


「 (ありがとうございます、希春先輩っ) 」


嬉しいが重なっていく。

こんなにも、早い速度で――


その後、

交通委員という事をなんとか伝え、
迷子になっている事をなんとか伝え、

そして――


「へぇ、交通委員……」

「?」

「じゃあ、俺がその会議室まで送って行ってあげるね」


しばらく何か考えた後。

ニヤニヤと不思議な笑みを浮かべる希春先輩にそう言われ、一緒に移動する。


そして、目的地――

B棟の2階の会議室に到着する。


到着した時、さっき希春先輩がニヤニヤしていた理由が分かった。

それは――