不器用な神野くんの一途な溺愛


「 (変なこと考えずに、もう寝よう) 」


病み上がりの登校は、やっぱり少し疲れていて……私はすぐに、眠りに落ちた。

そして――

晴天で、次の日を迎える。





「では各自、ポイントに向かってください」


今日も副委員長の号令で皆が散らばる。

幸いにも前と同じ場所だったから、今日は迷えず行けそう。

一人で……。


「 (神野くん、遅いなぁ) 」


集合時刻になっても神野くんは現れなかった。

移動してる今でも……。


「 (蒸し暑い……皆はいいなぁ。自転車なんだもん) 」


この前は雨だったから徒歩だったけど、晴れた日は自転車を使って移動するみたい。

そう言えば、神野くんもそんなこと言ってたっけ。