不器用な神野くんの一途な溺愛

「だれ、と……つか、うの?」

「ふふふ、内緒だ」

「ふぅん……?」


まぁおばあちゃんが楽しそうなら、いっか。分からない所を教える。

すると、その後に、


「莉子、にこーと笑え」


と急に言われたので、両手を膝において笑った。

パシャッ


「そんなに畏まらんでも……お、でも見ろい。天使が写っとるわ」

「お、おばあ、ちゃん……っ」


天使なんて……恥ずかしすぎる。

それに、いきなりの写真も!

けれどおばあちゃんは私のことはお構い無しで、鼻歌を歌いながら部屋を出て行った。


「じゃあの、莉子。おやすみ」

「お、やすみ、なさい」


な、何だったんだろう……。

不思議に思いながらチラッと時計を見ると、もう21時。

明日は早いし、もう布団に入ろうかな。


「あし、た……」


天気は晴れかな?

制服にシワついてないよね?

ハンカチとティッシュはもう入ってるし……


「って」


違うからっ。

いつの間にか、遠足の前の日みたいな確認してるし……。