不器用な神野くんの一途な溺愛

「小野宮さん久しぶり。もう体調はいいの?」

「は……い……」

「そう、よかった」


ニコッと笑う副委員長は、綺麗な人。黒い髪がツヤツヤしていて、天使の輪が出来てる。


「あ、そこって」


副委員長は、私の奥にある物を目ざとく発見した。

「神野」と書かれたネームプレートが、副委員長の目にハッキリ写っている。


「弟くん、元気にやってるかしらね」

「え……か、んのくん……ど、どこ、に……っ?」

「え、小野宮さん知らないの?」


何度も頷く私を見て、副委員長は「ビックリしないでね」と私に念押しした。


「神野くん、今だけ二年生のクラスにいるのよ。前々からウチの学校で“飛び級制度 ”の導入を進めていてね」

「と……び、きゅう?」


って、頭がいい人が一学年スキップして上の学年にいける、あの?