不器用な神野くんの一途な溺愛

「あの真面目な子は、その話を真に受けての。

足は悪くなったものの多少は動くんじゃから気にせんでええと言ったが、莉子はあの時もっと早く救急車を呼べていたら……とショックを受けてな」


「そっからかよ。今の話し方になったのは」

「そうだのぅ……。ワタシが退院してから、というより、ワタシの足を見る度に、徐々に話せなくなった……という感じかの」

「……そーかよ」


小野宮にとって相当ショッキングだったんだろーな。でも、小野宮が悪ぃってわけじゃねーだろ。


「別に責めてるわけじゃねーんだろ? 孫を」

「当たり前だ!」


ドンッと机を叩く。

ばーちゃんは菓子を手に取り「そもそも」と食べながら続ける。