不器用な神野くんの一途な溺愛

「まさか、絡まったのかよ」

「と、れな、くて……。う、で、をあげ……る、のも……つかれ……て」

「勘弁しろよな……」


俺はなるべく小野宮を見ないまま、制服を上に引っ張る。幸いすぐに脱ぐことが出来、小野宮はいそいそと部屋着を着た。


「いくらちっせーモンだからって見せびらかすんじゃねーよ。元気になったら覚えとけよ」

「ちっせ……? モン……?」

「……気にすんな。早く寝ろ」


すると小野宮は制服をきちんとハンガーに掛けて、ベッドに横になる。足元にあったタオルケットを掛けてやると、小野宮が「ふふ」と笑った。


「なんだよ」

「やさ、し……あり、と……」

「掛けただけだろ」

「ふふ……」


小野宮はやっと落ち着いたのか、瞼が重くなって、今にも寝そうだった。

俺は小野宮のおでこに軽くキスをした後、「また学校で待ってるからな」と部屋を出た。