不器用な神野くんの一途な溺愛

「 (はぁ、はぁ……。あー、疲れた) 」


こんなに頑張ったのは、久しぶりかも……。


「 (さっきも亀井さんに“ 足大丈夫?”って聞けなかったし……。いつも頑張れないんだよね、私) 」


そうやって理由を付けて逃げているだけ……って言うのは、分かってる。

でも、

自分の弱さと向き合ったら、今よりもっと傷つきそうで。自分がこれ以上壊れるのが怖くて……だから逃げてる。


問題もその解決策も分かっているのに見て見ぬふりしてる私は……ずっと、一生このままなんだろうな……。


「はぁ……」


とため息をついた、その時だった。