不器用な神野くんの一途な溺愛

 
「やっほー交通委員、頑張ってるー?」

「 (亀井さん!) 」

「か、め……さ」

「亀さん? あははー! 何それウケる」


ビックリした……だって、いきなり亀井さんが後ろに立ってるんだもん……!

心臓が、バクバクと早く動く。

そのバクバクは、これからの嫌な予感も、感じ取っていたのかもしれない。


「ねぇ小野宮さん、交通委員どう?」

「ど、う……って……?」

「え、ビックリしたー! ちょっと喋れるんだね」


手を叩いて「すごーい」と言ってくれる亀井さんに、私の顔が少しだけ緩む。

すごいって、褒められたのが素直に嬉しかった。


だけど――