沙緒里は久しぶりのデートで母親の抗がん治療の事を敦志に話しをした。

付き合って2年、3歳年上の敦志に精神的に支えて欲しいと思ったからだ。

しかし敦志の反応はお母さんの事を心配はしてくれてはいるが、何となくだが線を引かれたように感じた。

敦志は、看護師の仕事を理解してくれていたし、看護師の仕事をする私の事も応援してくれている。

お母さんが癌になる前の敦志は結婚しても看護師として働いて欲しいなと言ってくれてて、私との将来も考えているようだった。
だから私もそのうちプロポーズされるのかな?って浮かれてた。