そう言いながら俺はここが学校ということも忘れてしまい、末央をぎゅっと腕の中に入れた。

「、、、」

途端に顔を真っ赤にする末央。

可愛い、、、。

ただ単にそう思う。

「、、、もっと、ぎゅーして欲しい、かも、、、」

っ‼!‼‼!

末央にそんなこと言われたら、、、俺は死にそうだ。違う意味で、、、、。

「、、、カフェ、行く?」

今は2月。

こんなことしているのは真冬の屋外。

とりあいず、末央の体が冷えないように暖かいところに入ることを提案した。

「、、、白君の、、、家がいい、、、、、」

、、、、ずるい。

ずるすぎる。

その表情は、、、駄目だろ。

「行こっか。」

そう言って名残惜しいけど、腕を末央の背中からほどいて、彼女の手を握った。