ガタガタ震える私に、 成田さんは心配そうに覗き込み、 「お前、大丈夫か??」 「はい。寒いだけ、なんで。」 「俺の上着、着るか??ちょっと不細工な格好になるかもしれないけど。」 「大丈夫です。カラオケ着いたらあっついお茶にしますから。」 成田さんはクスクス笑い、 さっきよりも少し早めに歩いた。 少しでも早く着きそうだった。