いつか永遠の眠りにつく日まで

レオ様がそう言うと、男たちは目の色を変えた。



「無駄な戦いっつったってなぁ、俺らはここで喘ぎ苦しんでんだ。王族は城で甘い蜜吸ってよぉ、俺らをもっと助けろよ!」



その言葉に、レオ様は眉をぴくりと動かした。

そして、構えを取りながら「すまない。」とポツリと零した。



「俺の力だけでは、どうにもならないこともある。だが、やれる限りはしたいと考えている。」



その言葉に、私は苦しくなった。


レオ様も、本当は戦争などしたくないのではないだろうか。

けれど、この寒冷な気候と痩せた土地に苦しむ国民のため、他国を吸収して潤そうとしているのか。


男たちが雄叫びを上げながらレオ様に斬りかかる。


レオ様はそれを躱し、そして次々に男たちを倒していった。見ているだけで加減していると分かる。

ところが一撃、躱せなかった。


レオ様の背中に一太刀、思い切り深く入ってしまった。



「レオ様っ…!!」



レオ様は最後の1人を斬り伏せると、そのままその場に片膝をついてしまった。

駆け寄ると、苦しそうに歪めた顔で私を見る。



「無事、か…。」

「はい、はいっ…。」



私は、ボロボロと涙を零していた。

そんな私を見てレオ様はふっと微笑むと、そのまま意識を手放した。