いつか永遠の眠りにつく日まで

「…片手間に食べられる物であることが、第1条件だ。」



そう言われて、私は驚いた。

(この人は…。)


私は椅子から立ち上がると、机を挟んでレオ様の目の前に立った。



「レオ様。ご自分のお身体をもっと大切にして下さい。身体が資本です、お身体を崩されては元も子もありません。」



そう言うと、レオ様が眉間にしわを寄せながら私を見上げる。

隣のジャスティアは、何も言わずに私たちを見ていた。



「……時間がもったいない。」



そう言うと、レオ様は書類に筆を走らせ始めた。

納得のいかない私は、隙を見てレオ様の手からペンをパッと取った。



「……リーリア。」



溜め息交じりに名前を呼ばれて、ドキリと心臓が跳ねる。

そういえば、レオ様に名前を呼ばれたのはいつぶりだったか。



「だ、駄目です!」



ペンを両手で握り締めて、レオ様から手が届かないようにする。


すると、背後でジャスティアが溜め息を吐いた。

きっとジャスティアに怒られるんだ。


そう思ったのも束の間、ジャスティアは私ではなくレオ様に向かって言った。



「確かに、リーリア様の仰ることに一理あると私も思います。」