いつか永遠の眠りにつく日まで

とはいえ、馬車だと約3日ほどで移動できた。私1人馬で駆けるなら、単純計算ではもっと早くに着けるはず。

(もしもゴルディス山脈付近まで行ければ…。)


そう考えるも、そんな都合のいい話があるとは到底思えない。


ふと時計を見ると、夕飯の時間が近づいていた。私は自室へ戻った方がいいのだろうか。

そう考えていると、書斎の扉がノックされた。


レオ様が返事をすると、ジャスティアが入って来た。



「レオ様、リーリア様。お食事をお持ちしました。」



ワゴンを押しながら部屋へ入ってくると、私の近くのテーブルに、私の分の食事を用意してくれる。


(一体、何時間本を読んでいたのかしら。)

不思議と居心地が良くて、ついつい本を読みふけっていたらしい。


ジャスティアは私の分の食事を用意し終えると、レオ様にお皿を1枚渡した。



「…え?」



不意に声を上げた私を、ジャスティアとレオ様が見る。



「レオ様…、それしか召し上がらないんですか?」



ジャスティアがレオ様に手渡したのは、サンドウィッチが乗ったお皿だった。

量も少なければ、栄養バランスが整っているようには見えない。