いつか永遠の眠りにつく日まで

「あ、リディ!」



勢い良く呼びかけると、リディはその肩をビクッと揺らして私を振り返った。

「ごめんなさい。」と驚かせてしまったことを謝ると、私は続けた。



「私、別にフランに気があるとかじゃないの。ただ、従兄弟に似ていて…。」



そう言うと、リディは少しキョトンとした後、みるみるうちに顔を真っ赤にした。

そして勢い良く頭を下げた。



「も、申し訳ありません! 私っ…。」



やはり、勘違いをしていたようだ。

とりあえず誤解が解けたようでホッとした。



「むしろごめんなさい。私、そこまで考えが及ばなくて…。」

「……リーリア様…。」

「顔を上げて。ね、リディ。」



そう言うと、リディはおずおずと顔を上げた。真っ赤なその顔は、複雑そうに歪んでいた。

やっと、リディの事務的ではない顔を見れたことが嬉しくて。



「私ね、同世代の友人がいないの。だからこの手の話もしたことがなくて。」



そう言う私を、ポカンとしながら見つめるリディ。



「だから、こういうお話ができて嬉しいの。」

「っ…。」

「今度またゆっくり聞いてもいいかしら?」



ニヤッと笑いながらそう尋ねると、リディはぷいっとそっぽを向いてしまった。