いつか永遠の眠りにつく日まで

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「ルチェルナに、戦争へ向けた動きが見られます。」



書斎で公務をこなすレオに、ジャスティアは言った。

その手には、ルチェルナに送り込んだ密偵からの報告書があった。



「やはり、リーリア様を攫ったことが大きいようです。」

「…そうか。」

「まったく…。あなたはなぜ彼女を攫ったのです。いいか加減教えて下さい。」



溜め息交じりに言うジャスティアに書類から視線を移すと、不機嫌を露わにしているのが伺えた。

レオはそんなジャスティアを見つめ返した。



「……死なせるには惜しいだの、そういった弁明は不要です。」



その言葉を受けて、レオは溜め息を1つ吐いた。

そして頬杖をついて窓の方を見やりながら言った。



「本当に、死なせるには惜しいと思った。俺はあれが、欲しいと思った。」



レオがそう言うと、ジャスティアは大きな溜め息を吐き出して言った。



「そんなことだろうと思いました。確かに、戦争になる前に攫ってしまえば、後々楽ですし確実ですし。」

「…お前というやつは。」



隠し通せるとは思っていなかったが、やはりバレていたか。