いつか永遠の眠りにつく日まで

その時、外から扉がノックされた。

返事をすると、ノックをした人物が部屋へと入ってくる。



「レオ様…!」



私は思わず立ち上がった。


デネブリス城に着いた時に、レオ様に介抱していただいたようだが、正直そのときの記憶はなく。

移動中が最後の記憶なので、実に3日ぶりのレオ様である。


マントをはためかせながら部屋に入って来たレオ様は、ルチェルナ滞在中や移動の際よりも華やかな服を着ていた。

けれどそんな服にも引けを取らず、埋もれもしないその美貌に私は脱帽していた。


(美しい服をお召しになると、よりお顔の美しさが際立つわ…。)



「具合はどうだ。」

「もうすっかり良くなりました。」

「そうか。フランとビリーが城内探検に付き合わされたと言っていたが…。」



そう言われて、私はギクリとした。

ジャスティアにも遭遇しなかったから、大丈夫だと思ったけれど…、怒られる!?


なんて甘い考えをしている自分に叱咤を入れた。冷静に考えて、私は囚われの身。今度こそ牢に繋がれても可笑しくはないのだ。



「楽しめたか。」

「え…。」



想定外すぎる言葉に、私の口からは間抜けな声が漏れた。