いつか永遠の眠りにつく日まで

「幸せになるために、戻って来ました。」



レオ様は、目を見開いた。



「私はもう、王位継承者ではありません。姫という身分も捨てて来たつもりです。」

「リーリア…。」

「だから今はもう、ただのリーリアです。」



私は、祖国を裏切った人間。母様も父様を受け入れた時、こんな気持ちだったんだろうか。

私はきっともう姫としては扱われないはずだから。


だから、やっと言える。



「好きです、レオ様。初めてお会いした時からずっと、ずっと。」



ニッコリと笑うと、ゆっくりと、けれどキツく抱き締められた。

背中の傷に触れないよう、そっと首に腕を回す。



「やっと、言えた…。」



ふふっと笑うと、その首元に顔を寄せた。



「あぁ…。やっと、聞けた。」



レオ様はそう言うと、そっと体を離した。

レオ様を見ると、見たこともない程の嬉しそうな、幸せそうな笑顔だった。



「俺も、ずっと好きだった。」

「はい。」

「やっと本当に俺の物に出来たな…。」



そう言うと、私の頬をするりと撫でる。


そっと唇を重ね合わせる。

それは昨晩したキスよりもずっと甘美で、そして幸せなキスだった。