__
____
なんとか玉座の間に辿り着くことが出来た。
城の入り口から玉座の間へは、一歩しか道がない。
その道は瓦礫で塞がれかかっていたが、なんとか通り抜けて来られた。
玉座の間に足を踏み入れると、リディ、フラン、ビリー、そしてジャスティアの姿があった。
皆重傷のようだ。
(けれど、1番の重傷者は…。)
私は玉座の前へと足を進めた。
「…レオ、様…。」
名前を呼ぶと、頬杖をついていたレオ様が体を起こした。
「リーリア…か…?」
目は確かにこちらを向いているが、どうやら霞んでしまってあまりよく見えていないようだった。
「はい。」
「なぜ…。」
レオ様はよろよろと玉座から立ち上がると、こちらへ向かって階段を降りて来た。
私は前へ出て、その体を抱き止めた。
(…温かい。)
まだ、生きている。間に合ったのだ。
涙が溢れ出して、頬を伝っていく。
「なぜ戻って来た。幸せになれと…。」
レオ様は体を離すと、私の両肩に手を置いて顔を覗き込んだ。
この距離ならば、きちんと顔が見えるようだ。
私はそっと微笑んだ。
____
なんとか玉座の間に辿り着くことが出来た。
城の入り口から玉座の間へは、一歩しか道がない。
その道は瓦礫で塞がれかかっていたが、なんとか通り抜けて来られた。
玉座の間に足を踏み入れると、リディ、フラン、ビリー、そしてジャスティアの姿があった。
皆重傷のようだ。
(けれど、1番の重傷者は…。)
私は玉座の前へと足を進めた。
「…レオ、様…。」
名前を呼ぶと、頬杖をついていたレオ様が体を起こした。
「リーリア…か…?」
目は確かにこちらを向いているが、どうやら霞んでしまってあまりよく見えていないようだった。
「はい。」
「なぜ…。」
レオ様はよろよろと玉座から立ち上がると、こちらへ向かって階段を降りて来た。
私は前へ出て、その体を抱き止めた。
(…温かい。)
まだ、生きている。間に合ったのだ。
涙が溢れ出して、頬を伝っていく。
「なぜ戻って来た。幸せになれと…。」
レオ様は体を離すと、私の両肩に手を置いて顔を覗き込んだ。
この距離ならば、きちんと顔が見えるようだ。
私はそっと微笑んだ。



