いつか永遠の眠りにつく日まで

私たちはこのままここで生きていけるのではないかと。



「名誉の負傷だと言ってやった。」

「…それもいいですが…まったく…。」



どうやら、レオ様は血を失いすぎて目が利かなくなっているようだった。


ふと顔を上げると、やっと思いを伝え合ったらしいフランとリディが、壁にもたれて手を繋いで肩を寄せ合っていた。

(…皮肉なものですね。)


ふと天井を見上げると、瓦礫が崩れ落ちてきた。



「…もう、橋は落ちたでしょうね。」

「あぁ。城の基礎の次に落ちるようになっているからな。」



廊下ももうすぐ塞がってしまいそうだ。


(まったく、なんという王だ。)

レオ様の父である前国王は、建設する際に既にこうなる場合を想定して城中に爆薬を仕込んだ。



「…使う日が来るとは、思いませんでしたよ。」

「俺もだ。」



ふと、リディが廊下の方を見つめた。そしてフランと呼ぶと、廊下の奥の方を指差す。

2人は信じられないという顔をして、こちらを向いた。



「レオ様、ジャスティア…! リーリア様が…!」



私はその言葉に、目を見張った。

見ると、玉座の間に足を踏み入れるリーリア様の姿があった。