いつか永遠の眠りにつく日まで

何度も斬りかかって来るマーテルに対し、レオ様は防戦一方だった。

誰がどう見ても、レオ様が不利だった。



「そんなもの、致命傷になったらなんの意味もねぇじゃねぇか!」



そう言いながら、マーテルが強烈な一撃を降らせる。それを受けたその瞬間、レオ様の剣が真っ二つに砕けた。



「っ…。」



反動で、レオ様はその場に片膝をついた。



「…いいや、意味はあった。俺は守りたいものを守れたんだからな。」



レオ様はそう言うと、不敵な笑みを浮かべた。

私は見ていられず、レオ様に駆け寄ってその頭を守るように抱き締めた。



「もう止めて、マーテル…!」



マーテルを睨みつけると、マーテルは表情を変えることなく剣を鞘に収めた。



「そいつはもう、俺が手を出すまでもない。」

「っ…。」

「行くぞ、リーリア。」

「……。」



嫌だ。

私はここを…、レオ様の側を離れたくない。


そう口走りそうになったその時、先に言葉を発したのはレオ様だった。



「…情けで見過ごすとは、俺の誇りを汚すつもりか。」

「なっ…。」

「レオ様っ…。」



レオ様は立ち上がると、玉座の脇に置いてあった燭台を手にした。