いつか永遠の眠りにつく日まで

バタバタと廊下を走る足音が聞こえたかと思うと、玉座の間の扉が勢いよく開け放たれた。



「レオ様!」



慌てて飛び込んできたのは、ジャスティアだった。

ジャスティアは私とレオ様の姿を認めると、ホッとしたような表情を一瞬見せた。


かと思うと、ツカツカと玉座まで足を進めながら報告をした。



「やられました。」



私は掛けられていた毛布をギュッと握った。

ジャスティアのその権幕からして、ただ事ではないことは察しがついた。



「ルチェルナ軍が、城下まで攻め入って来ています。」

「なっ…。」



つい声が漏れてしまった。

そんな私に対して、レオ様は至って冷静だ。



「…なぜこんなに早くここまでの侵攻を許した。指揮系統はお前に任せていたはずだが。」

「どうやら、向こうに相当な切れ者がいる様子。それに加え、我が国の戦術や兵力は、新デネブリス地域がルチェルナについたことで駄々漏れでしたから…。」

「……そうか。」



レオ様は特に驚くことも、慌てた様子もなかった。

恐らく想定内だったのだろう。


レオ様は1つ溜め息を吐くと、そっと目を閉じた。



「ここへは、後どれほどで来る。」

「もって3時間程かと…。」

「そうか…。」