いつか永遠の眠りにつく日まで

目を覚ますと、私は玉座の間の壁際に備え付けられたソファに横になっていた。

体を起こすと体にかかっていた毛布がずり落ちた。そして、体に感じたことのない違和感を感じた。


ふと顔を上げると、玉座に座ったレオ様が視界に入った。

頬杖をついて眠る姿は、これまた美しく。まるで彫刻のようだった。


(お疲れなのだろうな…。)

顔色の悪さに、私は少し悲しくなった。けれど同時に、昨晩のことを思い出して赤面する。


(私っ…。)


両頬に手を当てて赤面していると、不意にレオ様が目を開いた。

目が合って、眠気眼で微笑まれる。途端、私は思い切り目を逸らしてしまった。


(な、なななな何あのフェロモンっ…!)


向けられたことのないそれに、私はどうしていいか分からなかった。



「身体は辛くないか。」



そう声を掛けられて、私は振り向くことも出来ないまま、おずおずと首を縦に振った。



「そうか。」



優しい声音に、チラリとそちらを見やる。

すると途端に優しい表情のレオ様と目が合ってしまって、再び目を逸らしてしまった。



「あれは、夢ではなかったか。」



顔をクシャッと崩して笑った。

私も、夢かと思ってしまうほど昨晩から幸せ続きで。なんなら、レオ様のその表情すら夢のようだった。