忘れられないよ君は―初恋だけでは終われない―

 亜美はベッドの上で、スマートフォンを握っていた。

 まだ。

 返事は来ない。

「…………」

 もう一度送るのは。

 迷惑かもしれない。

 そう思って、待った。

 一時間。

 また一時間。

 眠る時間になっても。

 何も来なかった。

「…………」

 先生。

 声に出すこともできず。

 画面の中の名前を見つめる。

 幸也からも。

 丈からも。

 何も来ない。

 胸の奥に空いた場所が、少しずつ大きくなっていく。

 翌朝。

 目を覚まして一番にスマートフォンを見た。

「…………」

 ない。

 丈からの返事は。

 来ていなかった。

 それでも亜美は。

 もう一度。

 丈との画面を開いた。