待機していると東条が横に来た。
俺らの目の前には白衣姿の結城先生が立っていた。
『生物担当の結城先生が、質問を書いた画用紙を選手の4人に見せるので、4人はそれぞれ受け取ったメモ紙にこっそり答えを記入してください。同じチームのふたりが同じ答えを書けたら、ラストの二人三脚に進めます!』
結城先生が微笑みながら1枚の画用紙を選び、4人が見えるように画用紙を上にあげた。それにはこう書いてあった。
『各チームリーダーが好きな食べ物は?』
各チームのリーダーが自身の好きな食べ物を書き、相方の俺と珠洲島はそれぞれのリーダーの好きな食べ物を考えて書く。
隣の珠洲島が「帷くん、裏と表、どっち書くんだろう……」とよく分からないことを呟いている。
俺は『辛いもの』と迷わずに書いた。
『では皆さんの書いた紙を結城先生に渡してください。先生からOK貰えたチームは次に進めます!』
「まず、高瀬くんの相方、珠洲島くんが書いてくれたものを読みますね! 珠洲島くんが書いたのは『餃子カレー』で……」
ちらっと高瀬を見ると珠洲島と目を合わせて首を振っていた。
これは、チャンスか?
「高瀬くんは『スフレオムレツ』と書いてますね。なので不正解です!」
「表の方か……とまた謎の言葉を珠洲島が呟いた」
表ってなんだ? それよりも東条が何を書いたのか気になった。
「次に東条くんの相方、蓮見くんの答えを読みますね! 『辛いもの』。そして東条くんの答えは……『辛いもの』! OKなので進んでください! ラスト頑張ってくださいね!」
東条と同じ答えで、正直嬉しかった。
俺らの目の前には白衣姿の結城先生が立っていた。
『生物担当の結城先生が、質問を書いた画用紙を選手の4人に見せるので、4人はそれぞれ受け取ったメモ紙にこっそり答えを記入してください。同じチームのふたりが同じ答えを書けたら、ラストの二人三脚に進めます!』
結城先生が微笑みながら1枚の画用紙を選び、4人が見えるように画用紙を上にあげた。それにはこう書いてあった。
『各チームリーダーが好きな食べ物は?』
各チームのリーダーが自身の好きな食べ物を書き、相方の俺と珠洲島はそれぞれのリーダーの好きな食べ物を考えて書く。
隣の珠洲島が「帷くん、裏と表、どっち書くんだろう……」とよく分からないことを呟いている。
俺は『辛いもの』と迷わずに書いた。
『では皆さんの書いた紙を結城先生に渡してください。先生からOK貰えたチームは次に進めます!』
「まず、高瀬くんの相方、珠洲島くんが書いてくれたものを読みますね! 珠洲島くんが書いたのは『餃子カレー』で……」
ちらっと高瀬を見ると珠洲島と目を合わせて首を振っていた。
これは、チャンスか?
「高瀬くんは『スフレオムレツ』と書いてますね。なので不正解です!」
「表の方か……とまた謎の言葉を珠洲島が呟いた」
表ってなんだ? それよりも東条が何を書いたのか気になった。
「次に東条くんの相方、蓮見くんの答えを読みますね! 『辛いもの』。そして東条くんの答えは……『辛いもの』! OKなので進んでください! ラスト頑張ってくださいね!」
東条と同じ答えで、正直嬉しかった。



