━小さな世界━


『勉強してたの?』

秀明の家に上がりコタツに入った。
うん。コタツはやっぱり落ち着く。
コタツの上には
電子辞書やノートに教科書が散乱している。


秀明は国立の大学に入学していて

4人の中で1番賢い。

ホットコーヒーをテーブルに置いて

散乱した教科書などを片付けながら

『なにかあったの?』

優しい笑顔で
コタツの温もりを満喫している私に問いかけてきた。


私は秀明がいれてくれた
ホットコーヒーをすすりながら
今日の竜也のこと
菜穂のことを

秀明に語った。


秀明が入れてくれたホットコーヒーは
心の芯まで温まる。