いつもとかわらないネオンが私を迎えてくれる。

金曜日だけあって
街は人で溢れている。

私は峰さんと待ち合わせの時間に少し早く場所についた。

私の鞄から着信音が鳴り響く。

峰さん残業かな?

と思い私は携帯を開いてみた。


─着信中─
公衆電話



公衆??誰だろう?
もしかして━━━━━

疑問と期待を胸に
私は通話ボタンを押した。


『はいもしもし?』



『真奈美?菜穂だけど…。』