「とりあえず、お父さんと電話で話してみたらどうだ?あちらも今日お前と会って考えが変わったかもしれない。俺も一緒にお父さんと電話で話すよ。事情を聞いた方がいいだろう。近くないんだし、帰るならキチンと作戦を立ててからのほうがいい」
はあ、なるほど。さすが、誠司さん。
「なるほど、そう言われてみればそうですね。ちょっと色々言われて焦ってしまって、とりあえず電話してみます」
「うん、そうしろ。お前は落ち着きがないからな。とにかく、落ち着いて現状を把握するんだ。お父さんもわかっていないところがあるのかもしれないし、状況によってはお兄さんにも入ってもらった方がいいだろう」
確かにその通り。将来のことはお兄ちゃんが考えてるみたいだし、話した方がいい。
「アパートはどうした?終わったのか?」
「ほとんど終わりました。終わって窓を閉めようとしたら、先輩が外にいてびっくりしたんです」
「……先輩ね。その話も今日聞かせてもらう。俺もなるべく早く帰るから」



